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2015年4月28日 (火)

山の藤の花が咲いた…とのことで。

まずは足慣らし、ということで奥秩父へは向わずに、横瀬川水系の枝谷に入った。

林道へ車を置き、約30分余り沢沿いの仕事道を歩いて下流域はパスをすることにした。
下流域は去年も入ったからで、此の沢は細流ながら存外と奥が深い。
今日は、「魚止メ」を確認するつもりだ。

竿を出して遡りはじめてから二時間、流れ入る支流が無いので水量は一向に減らない。
小滝の淵や落込みに毛鈎を落すと、小型の岩魚が追う、咥えさせないようにその都度に毛鈎を引上げた。
無駄な殺傷は不要だ。

それにも飽きて、竿を納めて一時間程も遡った。
皐月晴れと云うか空は青く、木々の新芽も清々しいではないか。
通ラズは無いが厳しい処は高巻いて行くと、水量も幾分と減ってきた。
B274_2

“まだ棲んでいるのかナ・・・”
小滝の淵を覗くと六・七寸の岩魚が定位しているのが見えた。
先様も此方に気が付いている筈なのに、随分と図太と云うか横柄な奴だ。
B274

毛鈎を結んで、こ奴の目の前に落すと、何を躊躇することもなく空かさずに咥え込んだ。
引上げてみると、丁度に七寸程だ。
B274_3

“何をしゃあがる…。”
“何をしゃあがる…ったって、人間様を見たら岩の下に隠れるもんだろ。”
“腹が空いててょ、お前にゃ気が付かなかった。”
“幾ら腹が減ってたって、〆て焼かれて食われちゃしょうがなかろう。それに少し肥満だな。”
“余計なお世話だ、俺は前にも釣り上げられそうになったんだ。この上唇の古傷を見てくれよ。”  “運の強い奴だ。とりあえずお姿を写真に撮ったら水に戻してやるから、命は大事にせいよ。”
B274_4
そんなやり取りをして、“バイ バァ~イ” 奴を水の中に放り投げてやった。
が、アイツは今度に入った時は、きっとまた顔を出すだろうな・・・思った。

それからも、峡間の小滝を登り倒木を跨ぎながら苦行して遡ったが、
少ない水量の中、小型の岩魚達は棲んでいて「魚止メ」には行き着かなかった。

とても暑く、とても疲れたが、なんとなく良い一日であった。

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コメント

秩父浪人さん

 GWはいかがでしたか。
私は、何処に行っても車と人が混むので(特に秩父へ向う道筋は)ひたすら畑仕事と家の周りの草むしり等と篭りました。

必要ありましたら、ご連絡ください。
秩父浪人さんの釣り様は存じていますから、お知らせしますよ。
“優雅”と云うか何と云うか、乏しい体力を使わないで遊ばせてもらっているだけです。

投稿: 杣女爺 | 2015年5月 7日 (木) 午前 06時00分

30分以上も沢沿いを歩いてから入渓して3以上も釣り上がる。それでもまだ岩魚はすんでいる。
それに写真からすると、けっこう険しそうだし、そんな枝沢なんてどこでしょう。想像をたくましくしています。
いつか、教えてください。
相変わらず、爺様らしい優雅な釣り風情ですね。

投稿: 秩父浪人 | 2015年5月 6日 (水) 午後 07時47分

 私こそ、ご無沙汰いたしておりました。

“その先は 如何なのか・・・”との欲求は変わらないようです。
体力的に厳しいですので、自分で制限をかけながら出かけるように致します。


投稿: 杣女爺 | 2015年5月 2日 (土) 午前 05時43分

ご無沙汰してます。
老いらくの渓行は、果たして如何ばかりかと想像していました。
釣遡行といい岩魚の扱いといい、相変わらずのご様子にて安堵しました。
しかし、達者ですねぇ~。

投稿: 徒然 | 2015年5月 1日 (金) 午後 03時39分

GWは道路が混みますからね、芝桜も含めて。
そうです、岩魚も学習してもらいませんと・・・。
なかなかの谿で楽しめました、が…筋肉痛がことのほかに・・・、急に動き過ぎました。

投稿: 杣女爺 | 2015年4月29日 (水) 午後 07時02分

初夏のような陽気の中の楽しそうな一日でしたね。
GW前の暢気な魚たちに喝を入れて来たんですね。(笑)
確かにこの時期に足慣らしと、暑さ慣らしをちゃんとしておかないと盛期を迎えられませんよね。

投稿: 装備屋メイ | 2015年4月29日 (水) 午前 07時54分

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